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犬・猫の季節の変わり目の体調不良|「なんとなく不調」のサインと対策

公開日:2026/06/25 更新日:2026/07/03 健康サイン
犬・猫の季節の変わり目の体調不良|「なんとなく不調」のサインと対策

朝晩は冷えるのに、昼間は汗ばむ。 そんな日が続くと、人間だってなんだか調子が出ません。

実はあの子たちも、同じ。 季節の変わり目は、犬や猫にとっても、体に負担がかかりやすい時期です。 今日は、移ろう季節とどう付き合うか、その見守り方の話を。

なぜ「変わり目」が体にこたえるのか

真夏や真冬の厳しさは、わかりやすい。 暑さ対策、寒さ対策と、私たちも身構えます。

でも、本当に油断しやすいのは、その手前。 季節と季節の、はざまの時期です。

理由は、気温や気圧が、短い間に大きく揺れるから。 昨日は暖かかったのに、今日は急に冷え込む。 一日の中でも、朝晩と昼間の差が激しい。

この変化に、体がついていこうとがんばる。 そのがんばりが、知らないうちに負担になります。 人でいう「寒暖差で疲れる」のと、同じことが起きているのです。

しかもあの子たちは、「今日は冷えるから一枚多く着よう」と自分で調整できません。 だからこそ、まわりにいる私たちが、季節の移ろいに気を配ってあげたいのです。

春の変わり目に、気をつけたいこと

冬から春へ。 あたたかくなって、ほっとする季節です。 でも、いくつか気にかけたいことがあります。

まず、換毛期。 多くの子が、冬毛から夏毛へと生え替わります。 抜け毛がぐっと増える時期で、毛づくろいで毛を飲み込みやすくなることも。 ブラッシングをいつもより念入りにしてあげると、その子も過ごしやすくなります。

それから、寒暖差。 春は一日の気温差が大きい季節です。 昼間あたたかくても、朝晩はまだ冷える。 この差が、体調をゆらしやすい。

そして、過ごしやすくなるぶん、虫たちも活動を始めます。 ノミ、マダニ、蚊。 予防の季節が始まる時期でもあるので、タイミングをかかりつけの先生に確認しておきたいところです。

夏の入り口で、いちばん怖いもの

春から夏へ。 ここでいちばん気をつけたいのが、暑さです。

特に注意したいのが、体がまだ暑さに慣れていない初夏。 本格的な真夏よりも、急に暑くなった日のほうが、かえって危ないことがあります。 体が準備できていないところに、いきなり高い気温がやってくるからです。

暑い時期は、熱中症がいちばんの心配ごとです。 室内でも油断はできません。 留守番のあいだ、エアコンを切ってしまうと、部屋の中がぐんぐん暑くなることがあります。

水がいつでも飲めるようにしておく。 風通しや、涼しく過ごせる場所を用意する。 散歩は、アスファルトが熱くなる日中を避けて、涼しい時間に。 地面の照り返しは、私たちが思う以上に、低い位置にいるあの子に届きます。

特に、鼻のつまった短頭種の子や、シニアの子、太り気味の子は、暑さに弱いとされています。 その子の体質に合わせて、いつもより手厚く見守ってあげたい時期です。 ぐったりする、呼吸が荒い、様子がおかしいときは、ためらわず先生に相談を。

秋の変わり目は、油断しやすい

夏から秋へ。 涼しくなって、人もあの子もほっとする季節です。 過ごしやすいぶん、ちょっと気がゆるみがちでもあります。

まず、夏の疲れ。 厳しい暑さを乗り越えた体には、思いのほか疲れがたまっています。 涼しくなって食欲が戻る一方で、夏バテの名残が出ることもある。 食欲や元気を、少していねいに見ておきたい時期です。

そして、ここでも寒暖差。 秋は、日に日に冷えが増していきます。 昼はあたたかくても、朝晩はぐっと冷え込む。 この変化に、体がついていこうとして疲れます。

秋もまた換毛期で、夏毛から冬毛へ生え替わる子が多い。 春と同じく、ブラッシングのケアが過ごしやすさにつながります。

冬の入り口で、見守りたいこと

秋から冬へ。 寒さが本格的になる季節です。

寒さは、体を冷やします。 特にシニアの子は、寒さで体がこわばったり、関節がつらくなったりすることがあります。 あたたかく過ごせる寝床を用意する、冷えすぎない室温を保つ。 そうした配慮が、その子を楽にしてあげます。

冬は、空気が乾燥します。 水を飲む量が減りやすい時期でもあるので、いつでも新鮮な水が飲めるようにしておきたい。

そして、寒いと活動量が落ちがちです。 動かなくなると、体重が増えやすい。 室内で遊ぶ工夫をしたり、体重の変化を見ておいたりすると、冬太りに早く気づけます。

どの季節にも共通する、いちばん大事な視点

ここまで季節ごとの話をしてきましたが、全部に共通することがあります。 それは、「うちの子は、この季節にどう変化するか」を知っておくこと。

季節の影響は、その子によって出方が違います。 暑さに弱い子、寒さがこたえる子。 春に食欲が落ちる子、秋に元気になる子。 換毛期がはっきりしている子、そうでもない子。

「犬は」「猫は」という一般論より、「うちのこの子は」という個別の傾向のほうが、ずっと役に立ちます。 そして、その傾向を知るには、季節をまたいで見続ける必要があります。

去年の同じ時期、どうだったか。 これを覚えておけると、強い。 「そういえば去年も今ごろ食欲が落ちたな、季節のせいか」とわかれば、慌てずにすみます。 逆に「去年は平気だったのに、今年はおかしい」なら、季節とは別の何かかもしれない、と気づける。

去年の自分の記録が、いちばんの参考書になる

季節の変化を見守るうえで、本当に頼りになるのが、過去の記録です。

人の記憶は、季節をまたぐと、ほとんどあてになりません。 「去年の秋、この子どうだったっけ」 そう問われて、はっきり答えられる人は少ないはずです。

でも、記録があれば違います。 去年の同じ時期のページを開けば、そのときの体重や食欲、体調が、そのまま残っている。 それは、どんな育児書よりも、その子にぴったりの参考書です。

なぜなら、よその子のデータではなく、まさにその子自身の去年の記録だから。 「この子は毎年この時期にこうなる」がわかれば、先回りして備えられます。 季節の変わり目を、不安ではなく、見通しを持って迎えられるようになります。

私たちが「もふ手帳」をつくったのも、そんな思いからでした。 体重や食欲、体調の様子をぽちっと残しておくだけで、その子の一年のリズムをそっと覚えていてくれる。 季節がめぐったとき、去年の同じ時期と見比べられて、「いつもと違う」に早く気づく手助けをしてくれます。 記録はずっと無料で、肩の力を抜いて続けられます。

今日からできる、小さな一歩

今日、季節の移ろいの中で、あの子の様子をひとつ見てみてください。 食欲は変わっていないか。 寒がっていないか、暑がっていないか。 いつもどおり元気か。

そして気づいたことを、ひとことメモしておく。 今は何でもないことでも、来年の同じ時期、それが大きな手がかりになります。 一年後のあなたを、今日のあなたが助けてあげられます。

季節は、毎年めぐってきます。 そのたびに、あの子の体は少しずつ揺れる。 でも、去年の記録という地図があれば、その揺れに、落ち着いて寄り添えます。

季節の変わり目に気になる変化があったときは、自己判断せず、かかりつけの先生に相談してくださいね。 記録を持っていけば、その相談も、ぐっと実りあるものになります。

「もふ手帳」は、犬と猫の毎日を10秒で記録できるWebサービスです。体調・ごはん・体重の記録が「いつもと違う」への気づきになり、その子だけの一冊の本になっていきます。記録は無料・何頭でも登録できます。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬・愛猫に気になる症状があるときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。