春夏秋冬、その子と過ごす一年をたのしむために

桜の下でのお散歩。 夏の夕涼み。 落ち葉を踏む秋。 こたつで丸くなる冬。
その子と過ごす一年には、季節ごとの楽しみが、いっぱいあります。 今日は、四季それぞれのたのしみと、気をつけたいことを、一年をめぐるように、のんびりお話しします。
季節は、その子との毎日に彩りをくれる
犬や猫と暮らしていると、季節の移ろいを、いっそう豊かに感じます。
春の陽気にはしゃぐ姿。 夏の暑さにぐったりしながらも、涼しい場所を見つける知恵。 秋の心地よさに、のびのびする様子。 冬の寒さに、あたたかい場所を探し当てる愛らしさ。
季節ごとに、その子は違う表情を見せてくれます。 そのひとつひとつが、いっしょに暮らすよろこびです。
そして、それぞれの季節には、たのしみと同時に、ちょっと気をつけたいこともあります。 季節をまるごとたのしむために、その両方を知っておく。 一年をめぐりながら、見ていきましょう。
春 芽吹きの季節を、いっしょに
春は、あたたかくなって、外に出るのがたのしい季節です。
お散歩が気持ちいい。 桜や花を眺めながら、いっしょに歩く。 冬のあいだ縮こまっていた体も、のびのびしてきます。
たのしみが多い季節ですが、気をつけたいことも。 まず、寒暖差。 春は一日の気温差が大きく、体調をゆらしやすい時期です。 そして、換毛期。 冬毛から夏毛に生え替わり、抜け毛が増えます。 ブラッシングをこまめにしてあげると、その子も快適です。
外に出る機会が増えると、虫たちも活動を始めます。 予防の季節でもあるので、タイミングをかかりつけの先生に確認しておきたいところです。 春の陽気を、いっしょにたのしみながら、こうした点にも気を配ってあげてください。
夏 いちばん気をつけたい、暑さの季節
夏は、開放的でたのしい季節。 でも、犬や猫にとっては、いちばん注意が必要な季節でもあります。
なんといっても、暑さ。 熱中症は、命に関わることもあるので、しっかり気をつけたい。 室内でも、留守番中にエアコンを切ると、部屋がぐんぐん暑くなることがあります。 水がいつでも飲めるように、涼しく過ごせる場所を用意する。
お散歩は、日中の暑い時間を避けて。 アスファルトは、日中とても熱くなります。 低い位置にいるその子は、地面の熱や照り返しを、まともに受けます。 早朝や日が落ちてから、地面が冷めた時間に。
夏は、たのしいイベントも多い季節。 でも、その子にとっては、無理のない範囲で。 暑さで様子がおかしいときは、ためらわず先生に相談してください。 涼しく、安全に。それが、夏をいっしょに乗り切るコツです。
秋 過ごしやすさを、思いきりたのしむ
秋は、その子にとっても、いちばん過ごしやすい季節かもしれません。
涼しくなって、お散歩も快適。 食欲も戻って、元気になる子も多い。 紅葉を眺めながらの散歩や、お出かけも、たのしい季節です。
たのしみが多いぶん、少し気がゆるみがちなのも秋。 まず、夏の疲れ。 厳しい暑さを越えた体には、疲れがたまっていることがあります。 涼しくなっても、食欲や元気を、少していねいに見ておきたい。
そして、秋も寒暖差の季節。 日に日に冷えていくので、体がついていこうとして疲れます。 秋も換毛期で、夏毛から冬毛へ生え替わる子が多い。 ブラッシングのケアが、快適さにつながります。
過ごしやすい季節だからこそ、思いきりいっしょにたのしむ。 そのうえで、体の変化にも、そっと目を向けてあげてください。
冬 あたたかく、寄り添って過ごす
冬は、寒いけれど、いっしょに過ごす時間が、ぐっと近くなる季節です。
こたつやベッドで、寄り添って眠る。 あたたかい部屋で、のんびり過ごす。 そのぬくもりは、冬ならではのしあわせです。
気をつけたいのは、寒さ。 特にシニアの子は、寒さで体がこわばったり、関節がつらくなったりすることがあります。 あたたかい寝床を用意して、冷えすぎない室温を保つ。
冬は、空気が乾燥します。 水を飲む量が減りやすいので、いつでも新鮮な水が飲めるように。 そして、寒いと運動量が落ちて、体重が増えやすい。 室内で遊ぶ工夫をしたり、体重を見ておいたりすると、冬太りに気づけます。
寒い冬こそ、あたたかく寄り添って。 その近さを、冬のたのしみとして、味わってください。
一年をめぐって、その子の季節がわかってくる
こうして一年をめぐると、あることに気づきます。 それは、その子にとっての季節の感じ方が、だんだん見えてくること。
暑さに弱い子、寒さがこたえる子。 春に食欲が落ちる子、秋に元気になる子。 夏バテしやすい子、冬に活発な子。
季節への反応は、その子によって違います。 そして、それは一年をまたいで見続けることで、わかってくるものです。
「うちの子は、夏になると食欲が落ちるな」 「この子は、冬でも元気だな」 こうした、その子だけの季節のクセを知っておくと、先回りして備えられます。 そして、去年の同じ季節と比べれば、「今年はいつもと違う」にも気づけます。
季節の思い出も、記録に残しておく
季節は、健康管理の面だけでなく、思い出の面でも、記録する値打ちがあります。
初めて桜を見た春。 海や川で、はしゃいだ夏。 落ち葉と戯れた秋。 雪に驚いた冬。
季節ごとの、その子との思い出。 それは、写真や記録がなければ、少しずつ薄れていきます。 「去年の秋、こんなことしたね」が、あいまいになっていく。
だから、季節のたのしみも、健康の記録と一緒に残しておく。 体重や体調の記録に、季節の思い出も添えていく。 そうすると、一年をめぐるごとに、その子との物語が、季節の彩りとともに積み重なっていきます。
私たちが「もふ手帳」をつくったのも、そんな思いからでした。 体重や体調はもちろん、季節ごとのうれしかった出来事も、ぽちっと残しておける。 その積み重ねが、その子の一年のリズムを覚え、健康を守る土台になり、そして季節の彩り豊かな一冊になっていきます。 記録はずっと無料で、肩の力を抜いて続けられます。
今日からできる、小さな一歩
今日、今の季節ならではの何かを、あの子といっしょにたのしんでみてください。 今の陽気の中でのお散歩でも、あたたかい部屋での昼寝でも。
そして、その様子を、ひとつ記録してみる。 今日の体調でも、季節のたのしい出来事でもいい。 それが、来年の同じ季節、比べるための、そして思い出すための、大切な一点になります。
一年は、四つの季節をめぐって、また春に戻ってきます。 そのめぐりの中で、その子は、たくさんの表情を見せてくれます。 たのしみながら、気をつけながら、そしてそのすべてを、そっと残しながら。 その子との一年を、まるごと味わってください。
季節ごとの体調で気になることがあれば、自己判断せず、かかりつけの先生に相談してくださいね。
「もふ手帳」は、犬と猫の毎日を10秒で記録できるWebサービスです。体調・ごはん・体重の記録が「いつもと違う」への気づきになり、その子だけの一冊の本になっていきます。記録は無料・何頭でも登録できます。
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