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犬・猫のワクチン接種|種類・時期・記録の残し方をやさしく解説

公開日:2026/07/04 更新日:2026/07/04 予防とケア
犬・猫のワクチン接種|種類・時期・記録の残し方をやさしく解説

「次のワクチン、いつだっけ?」は、よくある悩み

ワクチン接種の時期が近づいているはずなのに、いつ打ったか思い出せない。病院から案内ハガキが来たけれど、前回と同じ種類でいいのかよくわからない。そんな経験、一度くらいはあるのではないでしょうか。

ワクチンは、その子の体を感染症から守るための大切な備えです。でも「種類が多くてよくわからない」「毎年必要なの?」「副反応が心配」など、疑問を持ったまま接種している飼い主さんも少なくありません。

この記事では、犬と猫のワクチンについて、基本的な考え方から記録の残し方まで、できるだけやさしく整理してお伝えします。

ワクチンには「コア」と「ノンコア」がある

ワクチンには大きく分けて、すべての子に推奨される「コアワクチン」と、生活環境や状況に応じて検討する「ノンコアワクチン」があります。

犬のコアワクチン(混合ワクチンに含まれることが多いもの)
- 犬ジステンパー
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬アデノウイルス感染症(肝炎・気管支炎)

猫のコアワクチン
- 猫汎白血球減少症(猫パルボ)
- 猫ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルス)
- 猫カリシウイルス感染症

これらは感染力が強かったり、発症すると重篤になりやすかったりするため、多くの獣医師が「まず接種を」と勧めるものです。

ノンコアワクチンは、たとえば犬なら「ほかの犬と接触が多い」「ドッグランをよく利用する」「山や川によく行く」といった生活スタイルに応じて、かかりつけの先生と相談しながら選ぶものです。猫であれば、外に出る子かどうか、多頭飼いかどうかなどが判断材料になります。

どのワクチンが必要かは、その子の暮らし方によって変わります。「うちの子はどれを打てばいい?」という疑問は、ぜひかかりつけの獣医師に相談してみてください。

初めての接種はいつ?子犬・子猫の場合

生まれたばかりの子犬・子猫には、お母さんから受け継いだ「移行抗体」があります。これが感染症から守ってくれるのですが、生後数週間〜数か月で徐々に消えていきます。

この移行抗体が残っている間はワクチンが効きにくいため、複数回に分けて接種するスケジュールが一般的です。

  • 犬:生後6〜8週齢ごろから、2〜4週間おきに数回
  • 猫:生後8週齢ごろから、同様に複数回

初回のスケジュールは動物病院で相談しながら進めるのが安心です。「迎えてすぐ連れて行けばいい?」と思う方もいますが、健康状態を確認してからの接種が基本なので、まずは健康診断を兼ねて受診するのがおすすめです。

毎年打つ必要がある?追加接種の考え方

初回接種を終えたあとは、定期的な「追加接種(ブースター接種)」が必要です。ワクチンによって免疫の持続期間が異なるため、接種間隔も変わってきます。

以前は「すべて毎年」が一般的でしたが、近年はワクチンの種類によって1年ごと・3年ごとなど、接種間隔を見直す考え方も広まっています。どのくらいの頻度で打つかは、ワクチンの種類とその子の状況によって異なります。

大切なのは「何年たったから大丈夫」と自己判断するのではなく、定期的にかかりつけの先生と相談しながら判断すること。抗体価検査(免疫がどれくらい残っているか調べる血液検査)を参考にする方法もあります。

副反応が心配なとき

ワクチン接種後に気になる変化が出ることがあります。多くの場合は一時的なもので、

  • 接種当日〜翌日にかけて、元気がなくなる
  • 注射した部位を気にする
  • 食欲がやや落ちる

といった軽い反応は、珍しくありません。

ただし、以下のような症状が出た場合は、早めに動物病院に連絡してください。

  • 顔がむくむ・目の周りが腫れる
  • 嘔吐や下痢が続く
  • ぐったりして立てない
  • 呼吸が速い・荒い

これらはアナフィラキシーなどの重篤な反応の可能性があります。接種後は30分ほど病院の近くで様子を見るか、帰宅後もしばらく注意して観察してあげましょう。「何かおかしい」と感じたら、すぐに病院へ。

接種履歴を残しておくことの大切さ

「どのワクチンを、いつ打ったか」の記録は、思っている以上に大切です。

記録が役立つ場面
- 次の接種時期を正確に把握できる
- 転居や病院を変えたときに、新しい先生に情報を伝えやすい
- ペットホテルや一時預かりで接種証明が必要なとき
- 体調が悪くなったとき、最後の接種からどれくらい経つか確認できる

動物病院から「接種証明書」や「ワクチン手帳」をもらえることが多いので、大切に保管しておきましょう。紙の書類は紛失しやすいので、スマートフォンで写真を撮っておくだけでも安心です。

もふ手帳では、ワクチン接種の記録も日々の健康ログとあわせて残しておくことができます。「次はいつだっけ?」と迷ったとき、記録があるとすぐに確認できて便利です。

かかりつけの先生と「その子に合ったプラン」を

ワクチンに関する情報はインターネットにもたくさんありますが、「うちの子はどうすればいい?」という答えは、その子の年齢・健康状態・生活環境によって変わります。

持病がある子、高齢の子、過去に副反応が出たことがある子は、特に獣医師との相談が重要です。「このワクチンは本当に必要?」「今の体調で打っても大丈夫?」という疑問は、遠慮なく先生に聞いてみてください。

かかりつけの先生と信頼関係を築きながら、その子に合ったペースで接種を続けていくことが、長く健康でいてもらうための近道です。

今日からできる、小さな一歩

まず、最後にワクチンを打った日付と種類を確認してみましょう。病院からもらった書類や手帳、スマートフォンの写真フォルダを探してみてください。

見つかったら、次の接種時期の目安をメモしておくか、カレンダーにリマインダーを入れておくだけで「打ち忘れ」がぐっと減ります。記録が見当たらない場合は、かかりつけの病院に問い合わせると確認してもらえることが多いので、一度聞いてみるのがおすすめです。

その子を守る小さな習慣が、長い健康につながっていきます。

「もふ手帳」は、犬と猫の毎日を10秒で記録できるWebサービスです。体調・ごはん・体重の記録が「いつもと違う」への気づきになり、その子だけの一冊の本になっていきます。記録は無料・何頭でも登録できます。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬・愛猫に気になる症状があるときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。