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犬・猫の爪切り・耳掃除・目のケア|おうちでできる小さなお手入れ

公開日:2026/07/01 更新日:2026/07/03 予防とケア
犬・猫の爪切り・耳掃除・目のケア|おうちでできる小さなお手入れ

トリミングやお風呂は、ときどきのこと。 でも、爪、耳、目のちょっとしたお手入れは、おうちで、日常的にできます。

そして、このお手入れには、うれしいおまけがついてきます。 それは、お手入れしながら、その子の健康を見守れること。 今日は、おうちでできる小さなケアの話を。

お手入れは「ケア」と「観察」を兼ねている

爪を切る、耳を見る、目のまわりを拭く。 こうしたお手入れは、その子を清潔で快適に保つためのものです。

でも、それだけではありません。 お手入れのために、その子の体にふれ、じっくり見ることになります。 すると、自然と、いろいろなことに気づけます。

爪を切りながら、足の様子を見る。 耳をお手入れしながら、耳の中の状態を見る。 目のまわりを拭きながら、目の様子を見る。

つまり、お手入れは、ケアであると同時に、健康チェックの時間でもあるのです。 一つの習慣で、二つのいいことがある。 そう思うと、ちょっと面倒に感じるお手入れも、大切な時間に思えてきます。

爪のお手入れは、無理をしないのが基本

まず、爪。 爪が伸びすぎると、引っかかったり、歩きにくくなったり、ときには肉球に食い込んだりすることがあります。 だから、定期的に切ってあげたい。

でも、爪切りは、こわいと感じる人も多いはず。 深く切りすぎると、痛い思いをさせてしまうからです。 だから、無理はしないこと。

一度に全部切ろうとせず、少しずつ。 先のほうを、ほんの少しだけ。 嫌がったら、そこでやめる。

そして、自信がないときは、無理をせず、動物病院やトリマーさんにお願いするのが安心です。 一度、切り方や、どこまで切っていいかを教わっておくと、おうちでもやりやすくなります。

爪を見るときは、状態もチェック。 割れていないか、根元が赤くないか、伸びすぎていないか。 お手入れのついでに、足元の健康も見てあげられます。

耳のお手入れは、まず「見る」から

次に、耳。 耳は、その子によって、汚れやすさが大きく違います。 特に、耳が垂れている子や、耳の中の毛が多い子は、汚れやにおいがこもりやすいことがあります。

耳のお手入れの基本は、まず見ること。 耳の中を、そっとのぞいてみる。 汚れていないか、赤くなっていないか、においはどうか。

気にかけたいのは、こんなとき。 耳が赤い、腫れている。 においが強い。 黒っぽい、茶色っぽい汚れがたくさんある。 やたらと耳をかく、頭を振る、耳を気にする。 こうした様子は、耳のトラブルのサインのことがあります。

耳の掃除については、注意したいことがあります。 綿棒などで奥まで掃除しようとすると、かえって傷つけたり、汚れを押し込んだりすることがあります。 だから、自己流で奥までいじるのは避けたい。 どんなケアが必要か、どうやってやるといいかは、かかりつけの先生に相談するのがいちばんです。 その子に合ったお手入れの仕方を、教えてもらえます。

耳は、見るだけでも、多くのことに気づけます。 だから、無理に掃除しようとしなくても、まず「見る」習慣を持つことが大切です。

目のお手入れは、やさしく、清潔に

そして、目。 目のまわりは、涙や目やにで汚れやすい場所です。 特に、涙が出やすい子や、顔にしわのある子は、こまめなお手入れが快適さにつながります。

目のまわりのお手入れは、やさしく。 清潔な、やわらかいもので、目のまわりをそっと拭いてあげる。 乾いた目やにが固まっているときは、ぬるま湯で湿らせてから、やさしく。 ごしごしこすらず、あくまでそっと。

そして、目そのものの様子も見ておきたい。 気にかけたいのは、こんなとき。 目が赤い、充血している。 目やにが、いつもより多い、色がついている。 涙が急に増えた。 目をしょぼしょぼさせる、開けづらそう。 目を気にして、前足でこする。 白く濁って見える。 こうした様子は、目のトラブルのサインのことがあります。

目は、とてもデリケートな場所です。 気になることがあれば、様子を見すぎず、早めにかかりつけの先生に相談してください。 目のトラブルは、進行が早いこともあるので、早めの対応が大切なことがあります。

大切なのは「ふだん」を知っておくこと

爪も、耳も、目も、共通して大事なのが、その子の「ふだん」を知っていることです。

ふだんの爪の様子、ふだんの耳の中、ふだんの目のきれいさ。 それを知っているから、「あれ、いつもと違う」に気づけます。

耳のにおいが、いつもより強い。 目やにが、最近増えた。 これに気づけるのは、ふだんを知っているからこそ。

だから、お手入れを習慣にすることには、二重の意味があります。 清潔に保つことと、ふだんを知って変化に気づくこと。 日々ふれて、見ているからこそ、小さなサインを見逃さずにすむのです。

お手入れも「慣れ」が大事

爪切りも、耳のお手入れも、目のケアも、多くの子は最初は嫌がります。 それは当然のこと。

だから、いきなり完璧を目指さない。 少しずつ、慣れてもらうのがコツです。

足にさわる、耳にふれる、顔のまわりをさわる。 まずは、さわられることに慣れてもらう。 慣れてきたら、少しずつお手入れに進む。 できたら、たっぷりほめる。

これは、以前お話しした、体をさわられることに慣れる話ともつながります。 子どものうちから、あるいは今からでも、お手入れを心地よい時間にしておくと、その子も楽ですし、いざというときの処置もスムーズになります。

無理強いは逆効果です。 その子のペースで、いい経験として重ねていく。 それが、長く続けるコツです。

気づいたことを、記録しておく

お手入れをしながら気づいたことは、記録しておくと役立ちます。

爪を切った日。 耳の汚れが気になった日。 目やにが増えたと気づいた日。

こうしたことを、ひとことメモしておく。 特に、爪を切った日を記録しておくと、次のタイミングの目安になります。 そして、耳や目で気になることがあったら、いつからか、どんな様子かを残しておく。

気になる部分は、写真に撮っておくのも有効です。 耳の中の汚れや、目の充血は、言葉で説明しづらい。 写真があれば、病院でも先生に正確に伝えられます。

私たちが「もふ手帳」をつくったのも、そんな思いからでした。 お手入れの記録や、気づいたこと、気になる部分の写真を、ぽちっと残しておける。 その子の「ふだん」をそっと覚えていてくれて、爪・耳・目の「いつもと違う」にも気づく手助けをしてくれる。 受診のときには、その記録がそのまま先生への伝言になります。 記録はずっと無料で、肩の力を抜いて続けられます。

今日からできる、小さな一歩

今日、あの子とふれあうとき、爪、耳、目のどれかひとつを、そっと見てみてください。 爪は伸びすぎていないか。 耳の中は、きれいか。 目は、澄んでいるか。

じっくりでなくていい、ほんの一瞬で大丈夫です。 それだけで、あなたはその子の「ふだん」を、ひとつ知ることになります。

爪、耳、目。 どれも小さな場所ですが、日々のお手入れが、快適さと健康を支えています。 そしてお手入れは、その子にふれ、見守る、あたたかい時間でもあります。 ケアしながら、その子の小さなサインに、気づいてあげてください。

爪切りのやり方や、耳・目のケアで気になることがあれば、自己判断せず、かかりつけの先生に相談してくださいね。 その子に合った方法を、教えてもらえます。

「もふ手帳」は、犬と猫の毎日を10秒で記録できるWebサービスです。体調・ごはん・体重の記録が「いつもと違う」への気づきになり、その子だけの一冊の本になっていきます。記録は無料・何頭でも登録できます。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬・愛猫に気になる症状があるときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。