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犬・猫のごはんの量はどう決める?「ちょうどいい量」の見つけ方

公開日:2026/06/27 更新日:2026/07/03 ごはん
犬・猫のごはんの量はどう決める?「ちょうどいい量」の見つけ方

袋の裏に書いてある、給与量の目安。 そのとおりあげているのに、なんだか太ってきた気がする。 それとも、もう少し増やしたほうがいいのかな。

ごはんの量は、毎日のことなのに、案外むずかしい。 今日は、その子に合った「ちょうどいい量」の見つけ方の話を。

「目安どおり」が、その子の正解とは限らない

フードの袋には、たいてい給与量の目安が書いてあります。 体重ごとに、一日これくらい、と。 まずはそれを参考にする。 これは、出発点として正しいやり方です。

でも、ここで知っておいてほしいことがあります。 その目安は、あくまで平均的な目安だということ。 すべての子に、そのまま当てはまるわけではありません。

同じ体重でも、その子によって必要な量は違います。 よく動く子と、のんびり屋さん。 若い子と、シニアの子。 避妊去勢をしているかどうか。 体質そのもの。 こうした要素で、ちょうどいい量は変わってきます。

人間でも、同じ身長体重なら全員同じ食事量、とはなりませんよね。 たくさん動く人もいれば、そうでない人もいる。 あの子たちも、まったく同じです。

だから、袋の目安は「最初の見当」。 そこから、その子に合わせて調整していく。 それが、適量を見つける道のりです。

正解は「数字」より「その子の体」にある

では、何を基準に調整すればいいのか。 ここがいちばん大事なところです。

答えは、フードの量という入口ではなく、その子の体という出口にあります。 つまり、どれだけ食べさせるかではなく、その結果、体がどうなっているか。 そこを見て判断するのです。

具体的には、体重と体型です。 ちょうどいい量を食べていれば、体重は適正に保たれ、体型もほどよく整います。 多すぎれば太っていくし、少なすぎれば痩せていく。 体は、量が合っているかどうかを、正直に教えてくれます。

だから、適量探しは、こういう流れになります。 まず目安の量から始める。 しばらく続けて、体重と体型がどう変化するか見る。 太ってきたら少し減らす、痩せてきたら少し増やす。 そうやって、その子にとっての「ちょうどいい」を探り当てていく。

正解は、最初から決まっているのではなく、その子の体を見ながら、少しずつ近づいていくもの。 そう考えると、気が楽になります。

体型は、見た目とさわった感じでわかる

体重の数字は大事ですが、それだけでは「太り気味か、痩せ気味か」は判断しきれません。 そこで役立つのが、体型を見ること。 これは、おうちで、見た目とさわった感じで確かめられます。

まず、上から見たとき。 背中の側から見下ろして、腰のあたりにくびれがあるか。 ほどよくくびれているのが、ひとつの目安です。 くびれがなく寸胴なら、ちょっとぽっちゃり寄りかもしれません。

次に、横から見たとき。 お腹のラインが、ほどよく引き上がっているか。 お腹がたるんで下がっているなら、太り気味のサインのことがあります。

そして、さわったとき。 これがいちばん確かめやすい。 背中や胸のあたりをなでて、肋骨にふれてみる。 うっすら肋骨を感じられるくらいが、ひとつの目安とされています。 肋骨がまったくさわれないほど脂肪に覆われているなら、太り気味かもしれません。 逆に、肋骨がごつごつ目立つなら、痩せ気味かもしれません。

こうした見方は、いわゆる体型チェックの考え方です。 ただ、何が理想的かは、その子の犬種や猫種、骨格によっても違います。 判断に迷うときは、健康診断のときなどに、かかりつけの先生に「うちの子の体型はどうですか」と聞いてみるのが、いちばん確かです。

「ちょっとずつ」が、調整のコツ

量を調整するとき、気をつけたいことがあります。 それは、急に大きく変えないこと。

太ってきたからといって、いきなりごはんを半分にしたり。 痩せたからといって、急にどっさり増やしたり。 こうした大きな変更は、その子の体に負担になることがあります。

調整は、少しずつ。 ほんの少し減らして、しばらく様子を見る。 それでもまだなら、もう少し減らす。 ゆっくり、体の反応を見ながら進めるのが、安全で確実です。

そして、体重の変化は、すぐには出ません。 数日では、ほとんどわからない。 何週間か、ひと月か、という単位で、ゆっくり表れてきます。 だから、焦らないこと。 一週間で結果を求めず、長い目で見ることが大切です。

おやつも、ちゃんと数に入れる

適量を考えるとき、見落とされがちなのが、おやつです。

ごはんはきっちり計っていても、おやつは「ついで」であげてしまう。 しつけのごほうび、おねだりに負けて、家族それぞれがこっそり。 気づけば、けっこうな量になっていることがあります。

おやつも、その子が口にするものすべてが、体をつくります。 だから、適量を考えるなら、おやつも含めて全体で見たい。 おやつをたくさんあげる日は、その分ごはんを少し控える、という調整も考えられます。

特に、家族が多いおうちは要注意です。 「自分はちょっとしかあげてない」が、家族の人数分集まると、思わぬ量に。 誰がどれだけあげたか、家族で共有できていると、こうした「あげすぎ」を防げます。

量を変えたら、記録して見守る

ここまでの話で見えてきたと思いますが、適量探しのカギは、記録です。

いつ、量をどう変えたか。 その後、体重や体型がどう変化したか。 これを記録しておくと、調整がうまく回ります。

「先月、量を少し減らしてから、体重がゆるやかに落ちてきた」 「増やしたけど、まだ変化がないな」 記録があると、こうした流れが見えて、次の判断がしやすくなります。

記憶だけだと、「いつ変えたんだっけ」「前は何キロだったっけ」が、すぐあいまいになる。 点を残しておくから、線として変化を追えるのです。

そして、この記録は、病院でも役立ちます。 ごはんの量と、体重の推移。 これを伝えられれば、先生が食事の相談に乗ってくれるとき、的確なアドバイスにつながります。

私たちが「もふ手帳」をつくったのも、そんな思いからでした。 ごはんの量や、体重の変化をぽちっと残しておくだけで、その子の「ふだん」をそっと覚えていてくれて、量が合っているかどうかの手がかりになる。 調整した記録が残るので、何が効いたかも振り返れます。 記録はずっと無料で、肩の力を抜いて続けられます。

今日からできる、小さな一歩

今日、あの子の体型を、ちょっと確かめてみてください。 上から見て、横から見て、そっとさわって肋骨にふれてみる。 今が、ちょうどいいのか、ぽっちゃり寄りか、痩せ気味か。

そして、今のごはんの量を、あらためて意識してみる。 それが、その子に合っているかを考える出発点になります。

ごはんの適量は、袋の数字で決まるものではありません。 その子の体を見ながら、少しずつ近づいていく、あなたとあの子の共同作業です。 体は、量が合っているかを、いつも正直に教えてくれます。 その声に、耳をすませてあげてください。

食事の量や体重のことで気になることがあれば、自己判断だけで進めず、かかりつけの先生に相談してくださいね。 特に、減量が必要そうなときは、安全な進め方を先生と相談すると安心です。

「もふ手帳」は、犬と猫の毎日を10秒で記録できるWebサービスです。体調・ごはん・体重の記録が「いつもと違う」への気づきになり、その子だけの一冊の本になっていきます。記録は無料・何頭でも登録できます。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬・愛猫に気になる症状があるときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。