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犬・猫のごはんと「食べる回数」|1日何回がその子にとって正解?

公開日:2026/07/18 更新日:2026/07/18 ごはん
犬・猫のごはんと「食べる回数」|1日何回がその子にとって正解?

「1日2回でいいの?」その疑問、ちゃんと向き合ってみましょう

ごはんをあげるとき、「この回数でいいのかな」とふと思ったことはありませんか。

毎朝・毎晩きっちり2回。それとも3回に分けたほうがいい? 猫は置きっぱなしでいいって聞いたけど本当? 子犬のころと同じ回数のまま、もう何年も経ってしまった……。

ごはんの「量」については気にしていても、「回数」まで立ち止まって考える機会は、意外と少ないものです。でも実は、1日に何回食べるかは、その子の消化器への負担や血糖値の安定、さらには食欲の変化にも深く関わっています。

この記事では、犬と猫それぞれの特性をふまえながら、「その子にとってちょうどいい給餌回数」を一緒に考えていきます。

犬の給餌回数|年齢によって変わる「食べるリズム」

犬の場合、年齢によって適切な給餌回数の目安が変わります。

子犬(生後6ヶ月ごろまで)は、胃が小さく一度にたくさん食べられません。また血糖値が下がりやすいため、1日3〜4回に分けて与えるのが一般的です。少量を頻繁に、が基本の考え方です。

成犬(1〜7歳ごろ)になると、1日2回が多くの子にとって安定したリズムになります。朝と夕方など、だいたい同じ時間帯に与えることで、体内時計と消化のリズムが整いやすくなります。

シニア犬(7歳以降を目安に)は、消化機能が少しずつ変化してきます。1回の量を減らして回数を増やす(2回→3回など)ことで、胃への負担を和らげられる場合があります。ただし、その子の体調や持病によっても変わるため、かかりつけの獣医師に相談しながら決めていきましょう。

また、大型犬は「胃拡張・胃捻転」というリスクがあるため、食後すぐの激しい運動を避けることと、1回の食事量を抑えることが大切です。1日2〜3回に分けて与えることが推奨されることが多いので、こちらも獣医師に確認してみてください。

猫の給餌回数|「少量多回」が本来の食べ方

猫はもともと、狩りをして小さな獲物を1日に何度も食べる動物です。そのため、1日2〜3回の決まった時間にまとめて食べるよりも、少量を複数回に分けて食べるほうが体の仕組みに合っています。

ただし、現代の室内猫の多くは「置きっぱなし(自由採食)」で育てられています。これは猫の本能には合っているのですが、食べすぎや肥満につながりやすいというデメリットもあります。

特に去勢・避妊手術後は食欲が増す子が多く、置きっぱなしにしていると気づかないうちに体重が増えていることがあります。

一方で、時間を決めて与える「時間制給餌」にすると、食欲の変化に気づきやすくなります。「今日はいつもより残してる」「あっという間に食べた」という変化が、体調のサインになることも。

猫の給餌スタイルは、その子の性格・体型・健康状態によって変わります。どちらが正解というわけではなく、その子に合った方法を探していくことが大切です。

「いつも同じ時間」が体を整える

犬でも猫でも、共通して言えることがあります。それは、給餌の時間をできるだけ一定に保つことが、体のリズムを整えるうえで大切だということです。

消化器は、「そろそろごはんの時間」という体内のリズムに合わせて準備を始めます。毎日バラバラな時間に与えていると、そのリズムが乱れ、消化の効率が落ちたり、食欲にムラが出たりすることがあります。

「忙しくてどうしても時間がずれてしまう」という日もあると思います。それは仕方のないことです。ただ、できる範囲で「だいたい同じ時間帯」を意識するだけでも、その子の体には違いが出てきます。

給餌回数を変えるタイミングはいつ?

「今の回数を変えたほうがいいかも」と感じるのは、どんなときでしょうか。いくつかのサインをご紹介します。

  • 食後にすぐ吐く・げっぷが多い:一度に食べる量が多すぎている可能性があります
  • ごはんの前になると落ち着かない・鳴き続ける:空腹の時間が長すぎているかもしれません
  • 食べ残しが続く:量が多い、または体調の変化のサインかもしれません
  • 体重が増えてきた:カロリー過多や食べすぎが考えられます
  • 年齢が上がってきた:ライフステージの変化に合わせた見直しのタイミングです

これらのサインが続くようであれば、かかりつけの獣医師に相談してみてください。「最近こういうことが気になって」と伝えるだけでも、適切なアドバイスをもらえることがあります。

ドライフードとウェットフードで変わること

フードの種類によっても、給餌回数の考え方が少し変わります。

ドライフード(カリカリ)は保存がきくため、置きっぱなしにしやすいですが、猫の場合は食べすぎに注意が必要です。

ウェットフード(缶詰・パウチ)は開封後の劣化が早く、夏場は特に長時間置いておくと傷んでしまいます。与えたら30分〜1時間以内に片付けることが推奨されます。そのため、置きっぱなしより時間制給餌との相性がよいフードです。

また、ウェットフードは水分含有量が多いため、水をあまり飲まない猫の水分補給にも役立ちます。ドライとウェットを組み合わせている場合は、それぞれの特性を考えながら回数を決めていきましょう。

記録があると「変化」に気づきやすくなる

給餌回数や食べた量、食べ残しの有無を記録しておくと、「最近ちょっと食欲が落ちてきたかも」という変化に早く気づけます。

もふ手帳では、毎日のごはんの記録を手軽につけておくことができます。続けていくうちに、その子の「いつも」が見えてきて、「いつもと違う」に気づく目が育っていきます。

特に複数の子を飼っている場合、「どの子がどれだけ食べたか」が把握しにくくなりがちです。記録があると、それぞれの子の食べ方のパターンが見えてきて、管理がぐっとラクになります。

今日からできる、小さな一歩

まずは今日から、ごはんを与えた時間と、食べ具合(完食・半分残した・あまり食べなかった)をひとことメモすることから始めてみてください。スマホのメモでも、手帳の片隅でも十分です。

そして、「今の給餌回数はその子の年齢に合っているかな」と一度振り返ってみましょう。子犬・子猫のころから変えていない、という場合は、かかりつけの獣医師に「今の回数でいいですか?」と一言聞いてみるのが、その子の体を守る小さな一歩になります。

ごはんの時間は、その子との大切なコミュニケーションの時間でもあります。「今日もおいしそうに食べてくれた」という日常の積み重ねが、長い健康の土台になっていきます。

「もふ手帳」は、犬と猫の毎日を10秒で記録できるWebサービスです。体調・ごはん・体重の記録が「いつもと違う」への気づきになり、その子だけの一冊の本になっていきます。記録は無料・何頭でも登録できます。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬・愛猫に気になる症状があるときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。